ジャバラホースの差し込みをしっかりと行わなければならない理由

マンションの理事会の議事録がポストに配布されていたので、部屋へ戻るまでの間に歩き読みをした。清掃状況や駐車場の空き状況など、毎月決まった報告事項の他、マンション内であったトラブルやクレームについての記述もある。数年前にも一度あったのだが、またどこかの部屋でトイレの封水切れが起こったらしく、その系統の部屋を中心に、調査をするかもしれないとのことだ。封水切れは経験したことがないが、トイレの封水が切れると下水道の悪臭があがってきて、部屋中に充満してとんでもないことになるらしい。数年前は結局、原因がわからないままになっていたはずだが、今回はしっかり原因や対応策を話し合ってもらいたいものだ。

臭いというのは、生活環境において、かなり影響を及ぼすものだ。いい香りを好んで香水や芳香剤を使うくらいだし、その逆というのは大変気になるし困る。先日清掃をしたシンク下のジャバラホースも、差し込みをしっかりと行わなければならない理由というのは、この悪臭対策にある。差し込み式のジャバラホースは、きちんと差し込んで防臭処理をしておかないと、トイレの封水と同じで、下水道の悪臭がそのまま排水管の外に漏れだしてしまう。水のように目で見てわかる漏れではないが、緊急を要さないからと言って放置しておくと、悪臭はどんどんひどくなり、身体的にはどうだかわからないが、精神的には必ず悪影響を及ぼす。

水道の配水管や下水という設備は、私たち人間が暮らしていく上で、間違いなく必要不可欠なものだ。しかし普段は意識せず、台所や洗面台の下に隠れているようなものだから、定期的に意識してメンテナンスやチェックを怠らないようにしておきたいものである。衣食住、どれが欠けても私たちの生活は成り立たないが、そのどれにも当たり前のように関係してくるのが臭いというものだ。
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